イシク・クル(イシク湖)
9月10日は晴れ間が見えていました。気温も温暖です。
今日はキルギス観光のメインの目的地、イシク・クルに向かいます。
イシク・クルは琵琶湖の9倍の面積を持ち、バイカル湖に次ぐ透明度を誇ると言います。イシク・クルに流れ込む川はあるが、イシク・クルから流れ出す川はないという不思議な湖で、そのためかある研究によると13世紀から現在までに湖面の水位は100m上がったそうです。
1600mの標高にありながら不凍湖であるのも謎とされます。唐の玄奘三蔵は天山山脈を越えてイシク・クル湖畔にたどり着きましたが、この湖を「熱海」と記しています。
ソ連時代にはこの地に外国人が足を踏み入れることはできませんでした。かの井上靖もイシク・クルを一度訪れたいと切望していたそうですが願いが叶うことはありませんでした。・・・というような予備知識を仕入れたものだからぜひ行ってみたいと思ったのでした。
ミニバスは人数が揃ってから出発するシステム。人が集まるまで30分ぐらい待たされました。
途中の車中からの風景。奥の山々はカザフスタン領です。
チョルポン・アタには4時間のドライブで到着しました。
チョルポン・アタはソ連時代に開発された避暑地で、現在もイシク・クル観光の中心地です。
期待一杯でやってきたのですが、ホテルのオーナーは英語ができないし、ホテルとは名ばかりの民宿で中はお粗末。景色も天山山脈は雲に隠れているし、風が吹くと冷たく、街の人通りも少なくてすでにシーズンオフ感が。。。こんなに早くシーズンが終わるとは思ってませんでした。完全に時期を誤りました。湖水浴をしようと海パンまで持ってきたのに。。。
街中に歴史文化博物館があったので入りました。この地の歴史やキルギス民族の歴史を展示物とともに紹介しています。
街中で見つけた看板。寿司のデリバリーっぽい。
しゃりの中にさらに寿司ネタが入っている寿司を初めて見ました。
スーパーでは魚も売ってました。イシク・クルで獲れた魚でしょうか。
夕方になると天山山脈も少し見えてきました。
天山山脈の最高峰ポベダ(7439m)はこの方向です。
日の入りは7時でした。
ちょっと先にケレメット・スーという温泉があり、そこも行ってみたい場所でしたがもうやめます。
明日はビシュケクにいったん戻り、カザフスタンのアルマティに向かいます。