シニアバックパッカーの中央アジア旅日記

ウズベキスタンとキルギス周遊16日間

ロシアのこと

旅行中にロシア人らしき旅行者をたくさん見かけました。ロシア人からすれば、ちょっと前まではソ連という自国の一部だったわけだし、言葉も通じれば文字も同じだから、自国を旅行するようなものでしょう。

 

そしてGDPでは韓国ぐらいの規模のロシアに中央アジア諸国が経済的に依存しているという現実があります。中央アジア諸国の若者の多くがロシアに出稼ぎに行っているらしい。ブハラからホステルに向かうタクシーで、運転手は若い頃ウラジオストックの自動車工場で働いていたと言っていました。ロシアによるウクライナ侵攻で世界の多くの国がロシアを非難しましたが、中央アジア諸国は悲しいかなロシアと縁を切ることはできそうにありません。

 

ウズベキスタンで最初に泊まった宿で見かけたロシア人らしき少女は、体全体がマッチ棒のようにに細く手足が異様に長かった。東洋人にはこんな体型の女性はいないでしょう。ところが年齢を重ねるとロシア女性は例外なくふくよかな体型になる気がします。ブハラのバスで同乗したロシア人おばさん3人はイメージ通りの体型でした。そのおばさんの一人は、私が日本人と知ると、自分は昔ウラジオストックに住んでいたのよ、と言うのです。ウラジオストックに住むとやはり対岸の日本を意識するのでしょうか。敵性言語の英語をちゃんとしゃべってました。