仁川からタシケントへ
仁川空港は初めてですがともかく巨大。ウズベキスタン航空のチェックインカウンターを探すのに一苦労でした。中東系の顔立ちの一団がいたのでもしかしたらと思ったらやはりそこがウズベキスタン航空でした。出発の2時間半前に着いたのにちょう~だの列。列が通路にはみ出してとぐろをまいていました。しかもどでかい段ボールやスーツケースなどそれぞれがカートに積んでる荷物が半端ない。買い出しかそれとも買い付けに来たのか、というぐらい。これだけの荷物を積んでフライトは大丈夫なのかと心配になりました。チェックインカウンターにたどり着くのに1時間くらいかかりそうだと思っていたら、やっぱり1時間かかりました。
仁川から1時間で青島上空、そこから1時間で天津。北京上空を避けて北に航路を変えさらに西へ。内モンゴルのフフホトを過ぎてからは延々と砂漠が続く。ウルムチ上空は厚い雲に覆われていて、雲が晴れると雪を頂く峰々が顔を表しました。これは天山山脈か。峰々の稜線は幾重にも連なり天山がいくつもの山脈の集合体であることがわかります。
さて機内のアナウンスはウズベク語、ロシア語、英語の順。機内誌もウズベク語、ロシア語、英語の併記でした。ロシア映画とかウズベク音楽とか珍しいエンタテイメントがあって機中楽しませてもらいました。
機内食はビーフ、チキン、フィッシュの選択。はやりイスラムの国だから豚はないか。
タシケントに着いたらまず通貨の両替と思っていたら、到着ロビーには銀行はなく、教えてもらった両替機は故障しているし、ネット情報によると出発ロビーに無理して回れば両替ができるということでしたが。もう面倒なので銀行に寄ってホステルへ行くとい
う条件で10US$で白タクと折り合いをつけました。ホステルからもタクシーに決して10ドル以上払わないようにとわざわざ事前メールで知らせてくれていましたが。
銀行で1週間分の予算として2万円をウズベキスタン・スムに両替したらご覧の通りの分厚い札束に。現地通貨では176万スムという大きな値です。
話には聞いていましたが、ポケットには入りきらないし、仕方なくショルダーの中に放り込みました。単位が大きすぎて支払いの時にも騙されそうで怖い。
過去に猛烈なインフレがあった証拠でしょうか。早晩デノミが必要でしょう。
ホステルにチェックイン後歩いてタシケント駅へ。
駅前だというのにほとんど人影がない。
事前にインターネットでサマルカンド~ブハラ間のチケットを購入したのですが、支払いの段になって画面の繊維が遅く、クリックしているうちにエラーとなり再度最初から手続したのです。後から見るとチケットが2枚発行されていました。失敗!
気を取り直してキャンセルのレギュレーションを確認すると、出発1時間前までならキャンセルできる由。ダブり分を返金してもらうためにチケットオフィスまで来たのです。ところが窓口のロシア系のお姉さんには全く意図が伝わらず、押し問答しているところに助け舟があって、別の窓口を教えてもらいました。そこではスムーズに返金処理できました。クレジットの口座に返金されるとのこと。信じて待つことしよう。